西堀病院リハビリ課のブログ 西堀病院リハビリ課のブログ

リハビリで困っていることを多施設の専門職で相談

 7月17日(木)は「理学療法の日」。この日は北海道理学療法士会 道南支部主催の研修会。道南とかけまして「Do!なんでも相談会」という研修会が当院を会場として開催されました。この企画は、対象者さまへのリハビリを進めていく上で、悩んでいることや困っていること、より良い治療方法がないか?という臨床疑問に対してリアルタイムで助言をいただき、明日からの臨床ですぐに対象者さまに還元できることを目的としたスピード感を重要視した取り組みです。できるだけ柔らかい雰囲気で、参加者が気軽に発言できるようなファシリテートを意識し発表者とコメンテーター、参加者一丸となって対象者さまの事を考えられる環境を意識しながら進められたことで、活発な質問や意見が飛び交い、とても有意義な時間となりました。研修会終了後には、コメンテーターから発表者へ直接、実技指導もされたり、多施設のリハ職の方々とコミュニケーションを図る場面が多く見られ、横のつながりも強められたかと思います。また、コロナが収束してから少しずつ対面開催の機会が多くなってきている中、若手スタッフの中には初めて対面参加されたスタッフも多くいました。対面開催は顔と顔の見える環境であるため、相手の表情や参加者の反応を見ることができるため、一方向性ではなく双方向性の質疑やディスカッションの展開を導きやすいという特徴があります(持論です)。研修会終了後のアンケート調査でも「とても勉強になった」「多施設の方の意見を聞ける貴重な機会でした」等と前向きな意見が聞かれておりました。今後も我々セラピストは対象者さまの心身の改善のため、自施設だけではなく、多施設との連携を図りながら研鑽を続けてまいります。

院内/在宅リハビリテーション課長 佐藤 嶺(理学療法士)

一覧を見る