西堀病院リハビリ課のブログ 西堀病院リハビリ課のブログ

西堀病院リハビリテーション課がこれから考えていかなければならないこと

10月30日(火)、北海道医療大学リハ科学部の鈴木英樹先生をお招きし、「現在の社会情勢と、これからの取り組み」というテーマでご講演頂きました。元々は9月6日に講義を開いて下さる予定だったのですが、北海道胆振東部地震の影響もあり、一度は中止という形になってしまいました。しかし、そんな中でも鈴木先生にはお忙しい中で改めて時間を作って頂いて今回講演を開催する事ができ、西堀病院のスタッフ一同本当に感謝しております。
鈴木先生は札幌市保健福祉局で勤務され、現在は北のくらしと地域ケア研究所の代表もされていたこともあり、地域の活動に深い結びつきがあります。そんな鈴木先生だからこそ感じる事ができた、先生自身が在宅部門で働いて気が付いたことや意識している事、在宅部門のスタッフが病院スタッフとの関わりをどのように感じているのかを話して頂きました。どうしても病院内のスタッフは病院内での生活に捉われる事が多くなってしまいます。その為にも、関わるそれぞれの人の「生活」に興味や関心を持つ事、その人がしっかりと元の「生活」に戻る為の道筋を立てる事、そしてその為に院内や在宅部門のスタッフが協力して関わっていく事が重要となります。特に当院は施設内に院内・通所・訪問リハビリのみならず、地域包括支援センターも併設されているため、その強みをより引き出しながら対象者の方と深くかかわっていく必要があると鈴木先生の講演を通して改めて考える事ができました。

 

(文:作業療法士主任 水越春樹)

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