日: 2026年2月5日
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下肢装具はなにを選ぶ?
2026年02月05日
脳卒中を発症するとからだの半身に麻痺が発症し、後遺症として残ることは皆さまもご存じのことかと思いますが、麻痺が残った状態でも自立した歩行や生活を送るための方法を知っていますか?今回はその選択肢の1つである下肢装具についてお話します。
「装具を使うということは、その後もずーっと着けなきゃいけないの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。実は装具の用途は、それだけではありません。いずれ装具を外して歩けるようになることを目的として、一時的に装具の力を借りてリハビリを進める「治療用装具」と、麻痺の改善が乏しく足の変形予防や躓きやすい足の位置を矯正的に固定する「更生用装具」の2つの種類があります。当院に入院される方に対して装具を検討する場合は、麻痺の回復の可能性が高い時期となるため、いずれは装具を外して生活できることを目的として装具を選定することが多いです。
当院では装具の適応を検討する上で、理学療法士が中心となりブレース(装具)カンファレンスを開きます。ここでは、対象となる患者さまの麻痺の状態や現状の歩き方を動画で撮影して共有、また、最近では筋電図を用いて正しい筋活動を促すことができる装具を客観的に確認しながらディスカッションを進めております。1人の理学療法士の経験に依存するのではなく、チームとして意見を出し合い、最も適切な装具を選ぶことが患者さまに対しても有意義であり、公平性のあるサービス提供であると思います。
こちらも若手の理学療法士、一生懸命プレゼンテーションしている姿に拍手です!

院内/在宅リハビリテーション課長 佐藤 嶺(理学療法士)