カテゴリー: リハブログ
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リハビリ課からの研究報告「後期研修報告会」「法人研究発表会」
2019年03月25日
平成30年度も残りわずか。3月は各所で研修会、勉強会が数多く開催されています。
当法人内では3月15日に後期研修報告会、3月18日に第9回法人研究発表会が開催されました。
リハビリテーション課からも報告・発表しましたのでご紹介します。・研修報告「リハビリテーション・ケア合同研究大会 米子2018に参加して」 言語聴覚士 主任 日隅拓也
※日隅主任がリハ・ケアで発表した「当院回復期リハビリテーション病棟におけるPTOTによる食事に対するモーニングケア」についての報告もありました。
・研修報告「回復期リハビリテーション病棟協会 第33回研究大会に参加して」 理学療法士 笹原理司
※笹原PTが発表した「当院回復期病棟入院患者における自宅退院後1ヶ月の転倒と入院中のバランス能力の関連」についての報告もありました。会場は東京ディズニーシー・ホテルミラコスタだったそうですが、「夢の国」には行かなかったそうです…。・研究発表「回復期リハビリテーション病棟における重度認知症患者の転帰先に影響する因子の検討」 作業療法士 木村優斗
※「第52回日本作業療法学会(名古屋)」にて発表。胆振東部地震の影響で飛行機が欠航し、フェリー+新幹線での移動となったようです...。発表までには多くの苦労もあったと思いますが、3人とも良い顔をしていました。発表の機会をとおして、また一つ成長してくれたと思います。
リハビリテーション次長 伊丸岡(作業療法士)
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変形性膝関節症に対する新しい装具
2019年03月18日
今年度も残すところ約2週間となりました。来年度に向け、いろいろと準備に追われて絶賛忙しい日々を過ごしております。今回は、3月11日(月)に行われた研修会の内容を少しだけご紹介させていただきたいと思います。
パシフィックサプライ株式会社で提供している膝装具『アンローダーワン』に関する研修会を開催していただきました。この装具は変形性膝関節症の進行予防を目的として使用されます。変形性膝関節症は加齢に伴う退行性変性によるものと言われており、骨構造自体の変形を予防するためにはリハビリテーションによる下肢機能訓練と装具療法による変形の助長防止がメインとなっておりました。この装具は膝関節の変形の進行を防止するだけではなく、膝関節が本来持つ曲げ伸ばし運動に加え、微細な回旋運動をアシストすることができます。ダイヤルを回すことにより膝関節にかかるストレスに応じて矯正力を調整することができます。そして、とても軽いです(454g)。
今回の研修会は当院の理学療法士10名が参加しました。実際に装具を装着し歩行することで身体(膝)の構造・特徴にあった機能を備えていることを体験し科学の進歩を感じました。ただ、感心するだけではなく新しい知識を臨床の場面でも活かしていけるよう、これからも日々研鑽していきたいと思います。一般病棟リハ係長 佐藤(理学療法士)
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リハビリ課出前講座in松前
2019年03月13日
2/20、松前町にある『コミュニティーホーム緑洋館』という施設で、介護予防教室を実施してきました。参加された利用者さまは、元気に歩くことの出来る方から車いす生活をされている方まで様々です。
今回は、「タオル体操」と「体力測定」を実施し、利用者さまと一緒に汗を流してきました。「タオル体操」に関しては、頭の先から足の先まで全身のストレッチ・筋トレをメインに、「体力測定」に関しては、握力やバランス、歩行速度を中心に測定しました。
写真は、僕らがやっている運動を、施設職員が覚えて、実際に指導している所です。函館から松前は遠いので、運動の方法や技術を施設職員へ指導するという目的も兼ねています。慣れている人と一緒に体操し、利用者さまもとても良い表情でした!
そしてまた来年、身についた運動習慣が活かされているか体力測定に行く予定です。しかし、結果よりもなにより、「若い人が松前に来てくれた」、「個別に体を見てくれてうれしい」という声が多く、利用者さまの心が少しでも動き、元気な体作りのきっかけになってくれればよいと思い活動しています。
必要とされる場がある限り、僕らも日々精進していきたいと思う今日この頃です。一般病棟リハ主任 村山(作業療法士)
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リハビリ課「第2回西堀学会」を終えて
2019年03月01日
3月となり徐々に気温が暖かくなってきております。雪も溶け始め春の匂いがし始めていますね。
さて、西堀病院リハビリテーション課の理学療法部門では昨年より年に1度『西堀学会』という学会を開催しております。当院に在籍する理学療法士は院内部門と在宅部門全体で約30名おります。定期的に研修会や勉強会を開催しておりますが、全部署の理学療法士が集まって研修会をすると、毎回がかなり大がかりなものになってしまうため、普段は各部署やチーム単位での研修会を開催しております。ですが、せっかくいろいろな部署で働く仲間がおりますので、年に1度くらいは全員を対象にした大きな勉強会を開催したいという思いがありました。それぞれが1年間を通して経験した患者様のリハビリ内容や、研究報告をすることでいろいろな分野への興味・関心を高めることを目的として、この学会を始めることになりました。
昨年よりも演題数が多く、症例報告8演題、研究報告2演題の計10演題となりました。発表は学会形式として行っております。若いスタッフの質問する練習にもなり、発表者の練習にもなるとても有意義な時間となりました。終わった後は参加したスタッフで打ち上げ!「来年は僕(私)も発表したい」という声も聞かれ、次年度の開催もとても楽しみです。一般病棟リハ係長 佐藤(理学療法士)
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通所リハビリテーション西堀で「にしぼりカフェ」開催
2019年02月15日
2月2日、函館市と函館地域包括支援センター西堀・神山を中心に、函館認知症の人を支える会、スターバックスコーヒー函館蔦屋書店、西堀病院リハビリテーション課が協力し、「にしぼりカフェ」が開催されました。
にしぼりカフェは、地域の方々がいつまでも住み慣れたまちで安心して暮らせるよう「誰もが気軽に集える場」、「情報交換や相談ができる場」を目的としています。
富岡や中道、鍛冶、本通を中心に24名の方々に参加頂きました。
前半は、認知症をテーマにした講話やマシントレーニング、自宅でできる予防運動を実施し、後半は、コーヒーを飲みながら茶話会を行いました。茶話会では、健康に心掛けていることや家族のこと、日常の医療・介護の話で盛り上がり、参加された方からは「楽しかった」、「毎月やって欲しい」との声が多く聞かれました。今後も定期的な開催を検討していきたいと思いますので、その際には是非皆さまご参加ください。お待ちしております。(通所リハビリテーション西堀 作業療法士 山本)
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リハ課で勉強会が開催されました
2019年02月06日
リハビリテーション課内、地域包括ケア委員会主催の勉強会が1月25日に開催されました。
内容は「院内・訪問・通所のシームレスな関わり~院内退院から訪問を経て活動が広がった症例~」で、事例検討と院内から在宅への連携についてディスカッションを行ないました。
一人の方を通して病院・在宅のスタッフがじっくり話し合う機会ができ、とても有意義な時間となりました。
改めてコミュニケーションを図ることの大切さを感じることが出来ました。
これを機に今まで以上に密なやり取りを行っていきたいと思います。文:回復期病棟リハ主任 板橋
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新年あけましておめでとうございます。
2019年01月17日
皆様、正月はゆっくり過ごせましたか?私は実家の札幌に帰省し、ゆっくり過ごせましたが、あちらはとにかく雪が凄いです!何度か雪かきを手伝いましたが、日頃の運動不足を実感しました。
今年の函館は、今のところあまり雪は多くないですが、いつ昨年のようなドカ雪が降るかわかりませんので、その時に備えて運動を開始しようかと思っています。皆様も筋肉痛になる前に、軽い運動をおすすめします!!それでは、今年も宜しくお願い致します。
↓写真は、通所リハビリ内にある『西堀神社』と今年の干支『亥』のイノ子ちゃんです。
文:通所リハビリ主任 田村
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法人大忘年会2018
2018年12月25日
12月15日(土)
毎年恒例大忘年会がありました。
今年は法人内で頑張った部署に受賞されるN-1大賞をリハビリテーション課が受賞いたしました。
このような場で認められると嬉しいですね。写真は余興のものになります。
リハビリテーション課からは1年目のスタッフが頑張ってダンスを披露してくれました。
ダンス経験者のスタッフ指導のもとキレッキレな素晴らしいダンスでした。
病棟の皆さんのダンスもお見事!
とても楽しい時間を過ごせました。
毎年企画運営してくださっている親睦会の皆様ありがとうございます。(文:言語聴覚士主任 日隅拓也)
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雪景色
2018年12月13日
昨シーズンは記録的な大雪に見舞われた函館。「今年はなかなか降らないなー」と思っていましたが、やっぱり降りました…。
急な雪かきは、腰や肩など痛めてしまうことがあります。無理せずゆっくりと行うことが大切です。(文:リハビリテーション次長 伊丸岡)
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西堀病院リハビリテーション課がこれから考えていかなければなら
2018年11月13日
10月30日(火)、北海道医療大学リハ科学部の鈴木英樹先生をお招きし、「現在の社会情勢と、これからの取り組み」というテーマでご講演頂きました。元々は9月6日に講義を開いて下さる予定だったのですが、北海道胆振東部地震の影響もあり、一度は中止という形になってしまいました。しかし、そんな中でも鈴木先生にはお忙しい中で改めて時間を作って頂いて今回講演を開催する事ができ、西堀病院のスタッフ一同本当に感謝しております。
鈴木先生は札幌市保健福祉局で勤務され、現在は北のくらしと地域ケア研究所の代表もされていたこともあり、地域の活動に深い結びつきがあります。そんな鈴木先生だからこそ感じる事ができた、先生自身が在宅部門で働いて気が付いたことや意識している事、在宅部門のスタッフが病院スタッフとの関わりをどのように感じているのかを話して頂きました。どうしても病院内のスタッフは病院内での生活に捉われる事が多くなってしまいます。その為にも、関わるそれぞれの人の「生活」に興味や関心を持つ事、その人がしっかりと元の「生活」に戻る為の道筋を立てる事、そしてその為に院内や在宅部門のスタッフが協力して関わっていく事が重要となります。特に当院は施設内に院内・通所・訪問リハビリのみならず、地域包括支援センターも併設されているため、その強みをより引き出しながら対象者の方と深くかかわっていく必要があると鈴木先生の講演を通して改めて考える事ができました。(文:作業療法士主任 水越春樹)